シーボーンアートとは
貝殻・流木・海藻などの自然物や人間の作り出したガラスやプラスティックやビニールなどの石油化学製品など種類は様々です。ゴミと呼べる物は回収ルートに乗せ、アートになりそうな物は持ち帰り作品として生まれかえらせます。
作品素材はアート作りをしている私たちにとって正に「海からの贈り物」と言えるのです。
「海からの贈り物」とゴミとの分別は収得者の感性と判断に委ねられます。
目的は海で拾った「海からの贈り物」を使い作品を創作して、より多くの人達に見てもらい、渚にはたくさんの物が落ちていることを再認識してもらうことです。
創るための材料は、渚にあるので、海に足を運んでもらわなくてはなりません。
*「シーボーンアート」は日本渚の美術協会の商標登録です。
シーボーンアート一覧
シーボーンアートを大別して以下のカテゴリーに分けています。
マリングラスアート
海岸には様々な形のガラス片が落ちています。もとは全て人間が作り出したガラス製品です。心無い人たちによって海に投棄されたものが波と岩によって砕かれ、砂に磨かれて宝石のように姿を変えて辿り着くのです。海に感謝しながらガラスを拾い集めて世界でただ一つの作品を作ります。(協会ではシーグラスをお持ちでない方の為に教材用としてリサイクルガラス(マリングラス)を用意しています。)
ステンド技法アート
シーグラスや貝ガラ等を材料にして、ステンドグラスを作る技法を渚風にアレンジしました。大きな違いは自然素材「海からの贈り物」を使うことです。渚のアートは初めての方でも簡単に仕上げることができます。新しい素敵な感動が生まれること請け合いです。
海藻アート
日本の沿岸では約1500種類の海藻が確認されています。大きく分けると緑藻類・褐藻類・紅藻類に分かれます。冬場にすくすくと育った海藻は春の訪れとともに渚に辿り着きます。
そんな海藻を絵筆に変えて絵を描きます。潮の香りがいっぱいな素敵な作品が出来上がります。こんな海藻たちのためにも海を汚しちゃいけませんね。
貝殻アート
渚を散策して、夕日が西に落ちるまで貝殻探しに夢中になった事がありませんか?役目を終えた貝殻が私達の心を和ませてくれますね。日本沿岸では約6000種が確認されていますがまだまだ未知の貝がたくさんあるようです。協会には全国の仲間から様々な貝殻が届きます。貝殻を通じて自然に親しみ、海に対する思いやりの心も育まれることでしょう。貝殻のもつ自然の造形に感動しながらの作品づくりは癒しの時間に変わります。
流木アート
渚には山から街から川を伝い様々な流木が流れ着きます。きっときれいな海を夢見て旅してきたのでしょう。チョット汚れた海に流木たちはガッカリしているかもしれません。「ごめんね、昔の海はもっときれいだったんだヨ。」流木には様々な表情があります。流木と対話しながらイメージを膨らませて作品に仕上げます。
シーボーンアートを作る
シーボーンアートは、NPO日本渚の美術協会の各教室にて受付を行っております。
詳しくは、各教室にお問合せ下さい。
シーボーンアートのインストラクターになる
NPO日本渚の美術協会では、海の環境とアート創作を指導する講師/SADI(Seaborn Art Design Instructor)を養成しています。
シーボーンアート教室を開講する
一定のカリキュラム・テストをクリアすることで、シーボーンアートの教室を開講することができます。
開講する際には、本部とSBP(スクール事業パートナー)契約を結びます。